旧BM、民事再生法の適用申請 修理不正の被害補償は継続

共同通信 2024年12月2日 12:48
 ビッグモーターのロゴ=2023年7月
 ビッグモーターのロゴ=2023年7月

 中古車販売大手ビッグモーター(BM)の修理不正を巡る問題で、旧BMの訴訟対応などを引き継いだ「BALM(バーム)」は2日、東京地裁に民事再生法の適用を申請したと発表した。バームによると、負債総額は最大800億円と試算しており、修理不正の被害に対する補償は「全額賠償を目指す方針に変わりはない」としている。

 再生法の適用申請は賠償手続きを早期に進めるためで、裁判所の管理下で債務を確定させた上で弁済計画を策定する。バームの担当者は「(不正の被害を受けた)債権者に対しては最大限の保護に努める」と語った。

 バームは先月20日、不要な作業を実施したり作業費を水増し請求したりした旧BMによる不正が最大で約8万件に上ると発表。顧客への被害補償と保険会社への水増し請求の返金分を合わせた弁済総額が数十億円規模になるとの見通しも示していた。

 バームによると、こうした債務のほか、店舗の地権者らとの間にある債務を確定させる作業が難航しており、弁済が長期化する恐れがあったという。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「経済」記事一覧