カナダ独禁法当局、グーグル提訴 デジタル広告事業の売却求める

共同通信 2024年11月30日 09:00

 【ニューヨーク共同】カナダの独禁法当局が米グーグルに対し、デジタル広告で支配的な地位を乱用しているとして司法機関に提訴したことが29日、分かった。二つのデジタル広告事業の売却と罰金の支払い、反競争的な行為を禁止する命令を出すように求めた。

 カナダ当局は「競争を妨げ、技術革新を阻害し、広告コストを膨張させた」と批判。市場の優位性を保つために違法に広告サービスを相互に結びつけ、自社サービスを優先させることで広告の取引をゆがめたなどと主張している。提訴の発表は28日。

 グーグルは声明で、カナダ当局の提訴に対し「広告には多くの選択肢があり、激しい競争にさらされていることを無視している」と反論した。

 グーグルのデジタル広告を巡っては、米司法省が反トラスト法(独禁法)違反の疑いで2023年に提訴しており、米連邦地裁で審理が進んでいる。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「経済」記事一覧