タリバンの女性抑圧捜査 ICC主任検察官
【ブリュッセル共同】オランダ・ハーグにある国際刑事裁判所(ICC)のカーン主任検察官は29日、アフガニスタンのイスラム主義組織タリバン暫定政権による女性の抑圧を、人道に対する罪の疑いで捜査していると発表した。スペインやフランスなどICC加盟6カ国から捜査要請を受けた。
カーン氏は声明で「徹底的に調べている。近く成果を示すことができる見通しだ」とした。
タリバンは2021年に復権して以降、女性に対して日本の中学・高校に当たる中等教育や大学教育を停止。国連と非政府組織(NGO)で女性の出勤を禁じ、全国の美容院の閉鎖も命じた。