NATO大使ウィテカー氏指名へ トランプ氏の防衛費増交渉役に

共同通信 2024年11月21日 13:36
 マシュー・ウィテカー氏(ロイター=共同)
 マシュー・ウィテカー氏(ロイター=共同)

 【ワシントン共同】トランプ次期米大統領は20日、来年1月20日に発足する第2次政権の北大西洋条約機構(NATO)大使に、第1次政権で司法長官代行を務めたマシュー・ウィテカー氏(55)を指名すると発表した。NATO加盟国に防衛費負担の増額を要求するトランプ氏の下で交渉役を務めることになる。

 ウィテカー氏は元検事で、現在はトランプ氏を支援するシンクタンクの司法部門で責任者を務めている。外交・安全保障の経験は乏しい。就任には上院の承認が必要。

 トランプ氏は教育長官にプロレス団体を率い、第1次政権で中小企業局長を務めたリンダ・マクマホン氏(76)の指名を決めるなど、専門性より忠誠心を優先する人事を連発している。声明でウィテカー氏について「米国の利益を守る強力な戦士だ。米国第一を遂行する」と表明した。

 トランプ氏は、防衛費を十分負担しないNATO加盟国に対する防衛義務を守らない考えを示唆している。ウクライナ支援に消極的で、侵攻の早期終結へ向けたロシアとの仲介に意欲を見せる。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「国際」記事一覧