兵庫県知事に斎藤氏が再選 文書問題失職も支持拡大

共同通信 2024年11月18日 01:19
 知事失職に伴う兵庫県知事選で再選を決め、花束を手に笑顔の斎藤元彦氏=17日夜、神戸市
 知事失職に伴う兵庫県知事選で再選を決め、花束を手に笑顔の斎藤元彦氏=17日夜、神戸市

 知事失職に伴う兵庫県知事選は17日投開票の結果、無所属の前職斎藤元彦氏(47)が、元尼崎市長稲村和美氏(52)、日本維新の会を離党した前参院議員清水貴之氏(50)ら無所属6新人を破り再選を再選を果たした。選挙戦ではパワハラなどの疑惑告発文書問題で失職した斎藤氏への評価や、混乱した県政の立て直しなどが問われた。

 県議会で全会一致の不信任決議を受け自動失職した斎藤氏は、出直しとなる選挙戦で行財政改革などを実績として挙げ「改革」の継続を訴えた。文書問題を追及した議会の対応に疑問を投げかけ、交流サイト(SNS)も駆使した選挙戦略で支持を急激に拡大。先行した稲村氏を逆転した。

 知事復帰後も県議会の調査特別委員会(百条委員会)で斎藤氏の証人尋問が行われる見通し。疑惑に関する調査結果がまとまり次第公表される。

 稲村氏は「対話と信頼」を重視し、県民目線の県政運営を訴えた。文書問題への批判も強め、自主投票を決めた自民党の一部や公明党、立憲民主党の県組織などが支持に動いたが、斎藤氏の勢いを止められなかった。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「政治」記事一覧