「政府が動かなければ」 地村さん、集会で訴え
北朝鮮に拉致され、2002年に帰国した福井県小浜市出身の地村保志さん(69)が17日、同県越前市で開かれた拉致問題の早期解決を願う集会に参加し、「私が訴えても、署名を一生懸命しても、政府が動かないことには何も進展しない」と訴えた。
集会には、同じく拉致被害者の蓮池薫さん(67)も登壇。生存している拉致被害者の親世代が横田めぐみさん=失踪当時(13)=の母早紀江さん(88)ら残りわずかであるとし「今すぐ(被害者を)帰してもらわなくちゃいけない」と強調。政府が、核やミサイル問題と切り離して拉致問題の解決に向き合う重要性を主張した。