利下げ急がないと米FRB議長 議長講演、物価安定に自信
【ワシントン共同】米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は14日、南部テキサス州での講演で「経済は、金利を急いで引き下げる必要があるとのシグナルは発していない」と述べ、利下げを急がない考えを示した。「物価上昇率はピークから大幅に低下し、2%という目標値に向けて持続可能な軌道に乗っている」とし、物価安定にも自信を見せた。
FRBは7日の連邦公開市場委員会(FOMC)で2会合連続となる利下げを決めた。9月に公表した見通しに従えば、12月の次回会合でも0・25%引き下げることになる。