デブリ本格回収は3号機 25年度前半に工法具体化

共同通信 2024年11月9日 16:06
 爪形器具でつかんだ東京電力福島第1原発2号機の小石状のデブリをアルミ製容器に入れる様子(右)とデブリの拡大写真(左)=6日(同社提供)
 爪形器具でつかんだ東京電力福島第1原発2号機の小石状のデブリをアルミ製容器に入れる様子(右)とデブリの拡大写真(左)=6日(同社提供)

 東京電力は福島第1原発2号機で、2011年3月の事故後初めて溶融核燃料(デブリ)を回収した。量は約0・7グラムとごくわずかだが、分析して得られた情報を活用し、30年代初頭に本格的な取り出しを始める計画。対象は取り出しの支障となる使用済み核燃料プールの燃料搬出を終えている3号機で、25年度前半の工法具体化を目指す。

 1~3号機は東日本大震災で原子炉が冷却できなくなり、炉心溶融(メルトダウン)を起こした。溶け落ちた核燃料が制御棒などの構造物と混ざってデブリとなり、1号機に279トン、2号機に237トン、3号機に364トンあると推定される。

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