ウクライナのNATO加盟棚上げ 戦闘凍結で、トランプ陣営検討

共同通信 2024年11月8日 18:40

 【キーウ共同】米紙ウォールストリート・ジャーナルは6日、米国のトランプ次期大統領の陣営でロシアによるウクライナ侵攻に関し、戦闘を凍結して、ウクライナが求める北大西洋条約機構(NATO)加盟を棚上げにする複数の案が出ていると報じた。バイデン政権の路線とは決別する内容。ただ、トランプ氏はまだ方針を決めていないという。

 前線を固定化し、戦闘を凍結することはロシアがウクライナ国土の約2割を不法占領した状態が続くことを意味する。領土奪還を目指すゼレンスキー政権は、凍結はロシアに再侵攻の準備期間を与えるだけだとして明確に反対。ウクライナをNATO加盟交渉に即時招待するよう求めている。

 同紙によると、トランプ氏の政権移行チーム内では、ウクライナがNATOに少なくとも20年間は加盟しないと約束する代わりに、米国はロシアのさらなる侵攻を抑止するために十分な兵器の供給を継続するとの案が浮上している。

 同案にはロシアとウクライナが約1290キロに及ぶ非武装地帯を設けることが盛り込まれている。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「国際」記事一覧