震災支援の俳優、自伝本を出版 活動の足跡、喪失・希望を後世に
1995年の阪神大震災をきっかけに被災者支援を続けてきた俳優の堀内正美さん(74)が8日、活動の足跡を記録した自伝本を出版した。来年1月17日で震災発生から30年。被災者の困難な状況や復興に向けた歩み、「生き残るための知恵」を後世に伝えたい。そして災害に備える一助になればと筆を執った。
震災当時、神戸市北区に住んでいた堀内さん。自宅周辺の被害は少なかったが、海側の地域での被災状況は厳しく、一つのおにぎりを家族で分け合う姿を目にした。遠方からタンクローリーで水が届く状況だったが、北区などから水や食料を運ぶような動きは限定的だったと振り返る。
自分にできることは何かと自問した堀内さんは震災の約1週間後、市民ボランティア・ネットワークを設立。延べ千人のボランティアを避難所に送り、物資を届けた。仮設住宅エリアでの自治会結成や見守り活動にも力を注ぎ、被災した人たちを巻き込みながら「それくらいならできるかも」と思えるような活動の輪を広げていった。
問い合わせは月待舎、電話078(600)0521。
RECOMMEND
あなたにおすすめPICK UP
注目コンテンツNEWS LIST
全国のニュース 「社会」記事一覧-
岐阜の病院で医療ミス 9900万円を賠償
共同通信 -
医療ミスで約9900万円賠償、中津川
共同通信 -
岩国に米海軍オスプレイが飛来 配備予定の機種CMV22
共同通信 -
シン・ゴジラ「立体商標」認める 第4形態、知財高裁
共同通信 -
脱・闇バイトで46件保護 各地で警察庁動画公開後
共同通信 -
石村博子さんと佐野伸寿さんに シベリア抑留記録・文化賞
共同通信 -
兵庫、いじめ受けた中2女子死亡 「重大事態」で対応中
共同通信 -
千葉・市川の事件で再逮捕 強盗傷害や監禁容疑で2人
共同通信 -
自民党襲撃、春から火炎瓶準備か 殺人未遂容疑で男を再逮捕
共同通信 -
元妻「契約みたいな結婚」と淡々 紀州ドン・ファン公判被告人質問
共同通信