物理学の仁科記念賞に下浦氏ら 中性子や超電導、スピン

共同通信 2024年11月8日 16:41
 仁科記念賞に決まった東京大の下浦享名誉教授(仁科記念財団提供)
 仁科記念賞に決まった東京大の下浦享名誉教授(仁科記念財団提供)

 仁科記念財団(梶田隆章理事長)は8日までに、物理学の業績を表彰する2024年度の仁科記念賞を、4個の中性子が集まる「テトラニュートロン」を示した東京大の下浦享名誉教授(67)ら3氏に贈ると発表した。他の2人は超電導の研究領域を開拓した東北大の青木大教授(52)と、半導体や金属に「スピンホール効果」が生じることを示した東京科学大の村上修一教授(54)。

 下浦氏は、中性子だけで原子核は存在するのかという長年の問題に対し、4個の中性子のみが原子核に似た形で集まったテトラニュートロン状態を実験で確認した。

 3氏にはそれぞれ賞金60万円が贈られる。授賞式は12月5日に東京都内で開く。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「科学・環境」記事一覧