東京国際映画祭で「敵」が3冠 吉田大八監督、日常の崩壊描く

共同通信 2024年11月6日 19:35
 第37回東京国際映画祭で最高賞「東京グランプリ」などに輝き、審査委員らと写真に納まる吉田大八監督(左から5人目)と、最優秀男優賞を受賞した長塚京三さん(同6人目)=6日午後、東京都千代田区
 第37回東京国際映画祭で最高賞「東京グランプリ」などに輝き、審査委員らと写真に納まる吉田大八監督(左から5人目)と、最優秀男優賞を受賞した長塚京三さん(同6人目)=6日午後、東京都千代田区

 第37回東京国際映画祭の授賞式が6日、東京都千代田区で開かれ、吉田大八監督の「敵」がコンペティション部門の最高賞「東京グランプリ」と最優秀監督賞、最優秀男優賞(長塚京三さん)の3冠に輝いた。映画祭は同日、閉幕した。

 日本の作品が最高賞を受賞するのは19年ぶり。「敵」は、妻に先立たれた元大学教授(長塚さん)が不穏なメッセージを受け取り、平穏な日常が徐々に崩れていく過程を、夢と現実を交差させて描いた作品。

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