ロス五輪で「8強入りを」 バスケ男子、再任のホーバス氏
バスケットボール男子日本代表の監督に再任されたトム・ホーバス氏(57)が5日、東京都内で記者会見し「(2028年)ロサンゼルス五輪の出場権を獲得し、ベスト8に入りたい」と目標を掲げた。
1次リーグ全敗で敗退したパリ五輪後に打診を受け、疲れもあって「迷った」という。具体的な内容は明かさなかったが、自宅のある米国から五輪代表メンバーらに電話し、意見交換をしたことが「すごく大きかった」とし「日本協会のサポートも良かった」と決断の経緯を説明した。
21日に宇都宮市の日環アリーナ栃木で行われる25年アジア・カップ予選、モンゴル戦で指揮を執る。ロス五輪の切符獲得に向け、現在21位の世界ランキングを上げていくことが重要だとし、サウジアラビアで行われるアジア杯で「優勝」を目指すと宣言した。
米国出身のホーバス氏は、21年の東京五輪で日本女子を率いて銀メダルを獲得し、同年秋に男子の監督に転身。昨夏のワールドカップ(W杯)で3勝を挙げてアジア1位となり、48年ぶりとなる自力での五輪出場に導いた。