日本と防衛産業の協力促進 EU外相、供給強靱化で情報交換

共同通信 2024年11月1日 17:12
 ブリュッセルで記者会見するEUのボレル外交安全保障上級代表=10月30日(EU提供・共同)
 ブリュッセルで記者会見するEUのボレル外交安全保障上級代表=10月30日(EU提供・共同)

 【ブリュッセル共同】欧州連合(EU)の外相に当たるボレル外交安全保障上級代表は、日本とEUによる安全保障・防衛パートナーシップ締結を機に、日EUの防衛産業協力を促進する考えを示した。サプライチェーン(供給網)の強靱化に向けた情報交換を例に挙げた。1日までに共同通信の書面インタビューに応じた。

 ロシアの侵攻を受けるウクライナへ弾薬などの軍事支援に注力するEU加盟国は、サプライチェーンの強靱化を含む防衛産業の強化が重要課題となっている。日EU当局間の情報交換は、双方の防衛産業の関係活性化につながる可能性がある。

 ボレル氏はパートナーシップを「日EU関係の新たな一章」と位置付け、海洋安保やサイバーセキュリティー、テロ対策で「緊密な協力の扉が開く」と意義を強調した。

 EUが日本と安保協力を強化する背景に関し「グローバルな世界に『遠方』はない」とし、中国が東・南シナ海や台湾海峡で軍事力を誇示し緊張が高まっていることは「欧州の安保と繁栄に影響を及ぼす」と説明した。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「国際」記事一覧