「夏目友人帳」名場面を再現 湯前まんが美術館で企画展 アニメ放送開始15周年 パネルや複製原画など100点
湯前町の湯前まんが美術館で1日、人気漫画「夏目友人帳」のテレビアニメ放送開始15周年を記念した企画展が始まった。アニメの名場面や心に残るせりふを振り返るパネルや複製原画など約100点が並び、多くのファンが訪れた。12月27日まで。
夏目友人帳は、自然豊かな田舎町を舞台に人間と妖怪との心の交流を繊細なタッチで描いた緑川ゆきさん(熊本県出身)の代表作。2008年に始まったテレビアニメは人吉球磨地域がモデル地の一つとされ、今年10月からは第7シリーズが放映されている。緑川さんと出版社の白泉社は今年、第3回熊日マンガ文化賞に選ばれた。
企画展では、JR肥薩線の人吉市の大畑[おこば]駅や天狗橋などモデルとなった風景も写真で紹介している。福岡市のパート女性(31)は「アニメに出演した声優のサインも特別感があって、幸せな空間だった」と話した。
入場料は高校生以上700円、中学生以下300円、未就学児と湯前町民は無料。会期中無休。美術館☎0966(43)2050。(井田真太郎)
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