一部ファンが暴徒化、バス放火も ドジャース地元ロサンゼルス
【ロサンゼルス共同】米大リーグ、ドジャースがワールドシリーズで優勝した10月30日夜、地元ロサンゼルスでは大勢のファンが路上に繰り出し喜びを分かち合った。一部が暴徒化し、バスを放火。商品を略奪された店もあり、逮捕者が出た。選手らによる11月1日の優勝パレードに備え、市は警備を強化する。
ロサンゼルス中心部では、ドジャースの優勝が決まると車のクラクションが鳴り響いた。地元メディアによると、ドジャースタジアム近くではファンがバスに落書きしたり、上に乗ったりした後に放火した。けが人はいなかった。
警官隊に向けて花火を放ったファンもおり、警察は複数の場所で解散命令を出した。略奪や破壊行為の容疑で10人以上を逮捕したという。
カレン・バス市長は10月31日、「暴力や危険行為は許されない」との声明を発表。「安全が最優先だ」とし、1日のパレードではルートやスタジアム周辺に警察官を配置するとした。