鹿児島県警、職員21人を処分 詐欺被害相談、告発で不適切対応

共同通信 2024年10月31日 19:46
 鹿児島県警本部
 鹿児島県警本部

 鹿児島県警は31日、2件の詐欺事件の被害相談と、1件の強制性交事件の告訴受理手続きで適切な対応をしなかったとして、20~60代の警察官21人を訓戒や注意、業務指導の処分とした。県警が同日、発表した。停職や減給といった懲戒処分の対象者はいない。

 処分に関わる事実があった当時の階級は警視4人、警部7人、警部補4人、巡査部長4人、巡査長1人、巡査1人。他に監督責任を問われ、16人が注意と業務指導の処分を受けた。うち1人は重複しており、処分者は全体で36人となる。

 牛垣誠首席監察官は「厳正に対処した。深くおわび申し上げる。再発防止対策に取り組む」とコメントした。

 鹿児島中央署に2020年3月、女性から詐欺事件の被害相談があったが、女性との連絡の不備などから捜査が遅れ、容疑者=詐欺罪で公判中=の逮捕は23年12月となった。

 また同署では22年1月、男性から性的暴行を受けたとして女性が提出した告訴状を、受理も写しの作成もしないまま女性に返すなど、規定に従った対応を怠った。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「社会」記事一覧