くま川鉄道、11月に一部運行再開へ 肥後西村-湯前間の18キロ

熊本日日新聞 | 2021年03月25日 11:30

くま川鉄道再生協議会の終了後、記者会見する永江友二社長(左から2人目)ら=24日、県庁

 昨年7月の豪雨で被災した第三セクター・くま川鉄道(熊本県人吉市)は24日、運休が続く全線24・8キロのうち肥後西村(錦町)-湯前(湯前町)の18キロについて、11月ごろの運行再開を目指す方針を明らかにした。

 全線復旧の進め方を協議する県や人吉球磨10市町村の再生協議会のオンライン会合で、同社の永江友二社長が報告した。

 くま川鉄道は、川村(相良村)と肥後西村の間にある球磨川第四橋梁[きょうりょう]が流失するなど甚大な被害を受けたが、再開を目指す区間は被害が比較的小さかった。同社は水没した車両の修理などを進め、保有5両のうち乗客数に応じた3両で運行する方針。

 会合後の記者会見で、永江社長は「沿線を走る代替バスに比べて定時性などを確保できる。1日も早い復旧を目指す」と述べた。

 会合では、国の支援制度を活用して全線復旧する際の災害復旧事業費に関し、地元負担分を県と地元10市町村が折半する方針を決定した。赤字の鉄道会社などを対象に、国が復旧費の97・5%を実質負担。この日決めたのは残る2・5%の部分で、市町村ごとの負担割合は今後検討する。

 同制度は、鉄道の運行と線路など施設の保全管理を分ける「上下分離方式」の導入を前提としており、施設を保有する新法人を県と10市町村で構成することも申し合わせた。(内田裕之)

記事アクセスランキング

  1. ${ranking.title}

※アクセス数(24時間以内)を元に集計

フォローする

  • facebook
  • twitter
  • LINE
  • youtube
  • note