マイナ免許導入、来年3月24日 閣議決定、取得・切り替えは任意

共同通信 2024年10月29日 11:02
 マイナ免許証新設に伴う手数料概要
 マイナ免許証新設に伴う手数料概要

 マイナンバーカードに運転免許証機能を持たせることを可能にした改正道交法について、政府は29日、来年3月24日施行を閣議決定した。同日から一体化して使用でき、取得や切り替えは任意。「マイナ免許証」と従来の免許証の2枚を持つことも可能だ。一体化に伴い、免許の取得や更新の手数料も変えた。

 マイナ免許証は現行のマイナカードを活用。免許の種類や有効期限は印字されず、ICチップに記録する。マイナ免許証のみの保有なら、住所や氏名の変更手続きが自治体への届け出だけで済み、取得・更新に伴う費用も安くなる。海外では従来の免許証がないと現地で運転できない国もあり、現行の免許証は残す。

 運転免許センターで切り替えや取得ができる。地域によっては特定の警察署でも対応する。

 現在、免許証の新規取得手数料は2050円で、更新は2500円。新制度は、マイナ免許証の新規取得は1550円で、更新は2100円とした。一方で従来の免許証だけの取得は2350円、更新は2850円と高くなる。取得や更新時以外のタイミングでの一体化は1500円かかる。

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