東電、デブリ採取作業を再開 福島原発2号機、カメラ交換完了

共同通信 2024年10月28日 13:23
 デブリ採取装置。爪形の器具(左下)でデブリをつかむ(東京電力提供)
 デブリ採取装置。爪形の器具(左下)でデブリをつかむ(東京電力提供)

 東京電力は28日、福島第1原発2号機で中断していた溶融核燃料(デブリ)の試験的取り出し作業を再開した。作業中に映像が映らなくなったデブリ採取装置のカメラ2台の交換を完了し、映像が正常に映ることを確認したほか、異常が再発した際の対応も確認したとしている。

 計画では、原子炉格納容器の貫通部から最長22メートルに伸びる伸縮式装置を差し込み、先端の爪形器具で3グラム以下のデブリをつかんで回収する。デブリの回収に成功すれば、2011年3月の事故発生以来初めて。

 装置がデブリに到達するまで1週間程度、回収まで2週間程度を見込んでいるが、短縮できる可能性があるとしている。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「科学・環境」記事一覧