「政権交代」に現実味 立民代表、首相指名意欲
自民党の派閥裏金事件への批判を勢いに立憲民主党は大幅議席増となり、与党を過半数割れに追い込んだ。野田佳彦代表は東京・永田町の党本部で「本当の政治改革をやるためにはどの政党がいいのかという観点で私どもにも支持が集まった」と強調。「政権交代前夜は間違いなくリアリティーができた」「首相指名を取りにいく」と政権奪取に強い意欲を示した。
テレビ番組のインタビューで自民が大幅に議席を減らしたことを「裏金の問題をきちっと解明しないまま(解散総選挙に)突き進んだことに、厳しい批判があったことは間違いない」と分析。「政治とカネ」問題について「首尾一貫して訴え続け、手応えが強まっている感じがあった」とし「新しい事実も次々と出てきている」と、さらなる調査を求める考えを示した。
野田氏は努めて気を緩めないようにしている様子だったが、当選確実となった公認候補者の名前が書かれたプレートをボードに掲げる際には、時折笑みを浮かべた。
与党が過半数割れとなった大勢判明後の記者会見では「まだ初めの一歩。これからが大変」と話した。
RECOMMEND
あなたにおすすめPICK UP
注目コンテンツNEWS LIST
全国のニュース 「政治」記事一覧-
公明の石井代表「続投は困難」 裏金逆風、与党ひとくくり
共同通信 -
当選の西村氏、追加公認に期待感 「自民で役割を果たしたい」
共同通信 -
日中韓、外相会談を調整へ 高官協議、年明けの実現目指す
共同通信 -
石破首相、政権維持へ連携模索 野党の主張を「取り入れる」
共同通信 -
首相「党内論理を優先、反省」 厳しい表情で敗戦の弁
共同通信 -
自民静岡、争点設定で苦言 「国民生活に直結せず」
共同通信 -
「続投は困難伴う」と落選の公明代表
共同通信 -
保守党、公選法の政党要件満たす 衆院選で比例2%に到達
共同通信 -
首相指名の決選投票も玉木と書くと国民代表
共同通信 -
首相指名の特別国会11月11日召集で調整
共同通信