首相、野党と連携の可能性に言及 与党過半数割れでも政権維持意欲
石破茂首相(自民党総裁)は27日夜、衆院選投開票を受けてテレビ各局の報道番組に相次いで出演し、自民単独の過半数割れが確実となった状況を「極めて厳しい状況だと認識している」と受け止めた。苦戦の要因に自民派閥裏金事件を挙げ「政治とカネの問題について全くご理解をいただけていないことが一番大きかった」と分析した。
自民、公明両党の与党過半数割れとなった場合の政権維持には意欲を表明。「われわれが掲げた政策の実現に向けて最大限努力していかないといけない」と述べた。
連立政権の枠組み拡大に関しては「どの政策であれば一緒にやれるかどうかが優先順位の一番上に来るべきだ」と強調。2024年度補正予算案の編成過程で、野党の主張を一部取り入れる可能性にも言及した。
裏金事件を巡り「公明党に迷惑をかけた」と陳謝した。裏金問題に関係した非公認候補が代表を務める党支部に、公認候補の支部と同額の2千万円の活動費を支給した対応を問われ「意図して同じ金額になったわけではない」と釈明した。
RECOMMEND
あなたにおすすめPICK UP
注目コンテンツNEWS LIST
全国のニュース 「政治」記事一覧-
公明の石井代表「続投は困難」 裏金逆風、与党ひとくくり
共同通信 -
当選の西村氏、追加公認に期待感 「自民で役割を果たしたい」
共同通信 -
日中韓、外相会談を調整へ 高官協議、年明けの実現目指す
共同通信 -
石破首相、政権維持へ連携模索 野党の主張を「取り入れる」
共同通信 -
首相「党内論理を優先、反省」 厳しい表情で敗戦の弁
共同通信 -
自民静岡、争点設定で苦言 「国民生活に直結せず」
共同通信 -
「続投は困難伴う」と落選の公明代表
共同通信 -
保守党、公選法の政党要件満たす 衆院選で比例2%に到達
共同通信 -
首相指名の決選投票も玉木と書くと国民代表
共同通信 -
首相指名の特別国会11月11日召集で調整
共同通信