「コーチ」親会社の合併差し止め 米NY連邦地裁、競争阻害と判断
【ニューヨーク共同】米東部ニューヨークの連邦地裁は24日、高級ブランド「コーチ」や「ケイト・スペード」を展開する米タペストリーが、「ヴェルサーチェ」などを傘下に持つ英カプリ・ホールディングスを買収する計画を差し止める判決を出した。合併で競争が減り、ハンドバッグなどの価格上昇を招きかねないと判断した。
合併で巨大ファッション企業が誕生すると注目されていた。米メディアによるとタペストリーとカプリは控訴する方針。
タペストリーは2023年8月、ヴェルサーチェなどを展開するカプリを約85億ドル(約1兆2900億円)で買収することでカプリと合意。その後、米連邦取引委員会が提訴した。