検事死亡、遺族が国家賠償提訴 「広島地検がパワハラ是正せず」

共同通信 2024年10月18日 21:45

 広島地検公判部の男性検事=当時(29)=が2019年に自殺したことを巡り、長時間労働や上司のパワハラの是正を怠ったとして、遺族が国に計約1億7千万円の損害賠償を求めて東京地裁に提訴したことが18日、代理人弁護士への取材で分かった。提訴は9月17日付。

 男性は19年12月10日、広島市の自宅マンションで死んでいるのが見つかった。訴状によると、死亡前6カ月間のうち、超過勤務が100時間を超えた月が2回あった。当時の次席検事が大声で机をたたきながら「話にならない」「(司法)修習生以下だ」といった発言をしたとしている。

 法務省は23年9月、男性の死亡を公務災害と認定している。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「社会」記事一覧