天草産食材の魅力引き出せ 東京からシェフ招き、調理法や売り込み方法学ぶ 天草市など初企画

熊本日日新聞 2024年10月23日 20:40
地元食材を調理する「築地ボン・マルシェ」の薄公章シェフ(右)=17日、天草市
地元食材を調理する「築地ボン・マルシェ」の薄公章シェフ(右)=17日、天草市

 東京からプロの料理人を招き、天草の農水産物の生産者ら約20人が17日、天草市の複合施設ここらすで食材の良さを引き出す調理法や、消費者へ売り込む方法などを学んだ。

 日本政策金融公庫の熊本、八代両支店と、天草市が初めて企画。イタリア料理店「築地ボン・マルシェ」の薄[うすき]公章シェフ(49)が講師、食の流通ブランディングを手がける「轍[わだち]」の江口慎一代表(56)がオブザーバーを務めた。

 薄シェフが「天草にはおいしい食材があふれている。新しい食べ方を提案すれば、もっと人気のある場所になる」と呼びかけ。食材の特長と調理法を解説し、キビナゴをイチジクなどと合わせたフルーツサラダや、天草大王のハムと干し柿とトマトのあえ物など5品を披露した。

天草産のキビナゴをイチジクと合わせたフルーツサラダや、天草大王のハムと干し柿とトマトのあえ物など多彩な料理が並んだ=17日、天草市
天草産のキビナゴをイチジクと合わせたフルーツサラダや、天草大王のハムと干し柿とトマトのあえ物など多彩な料理が並んだ=17日、天草市

 天草大王を生産する「日の出農場」の舩田幸平さん(45)は「低温調理でこんなに軟らかくなるとは驚いた。飲食店にも提案したい」。干し柿を手がける「アマテ農園」の林雄介さん(40)は「デザート以外の干し柿の味わい方を教えてもらった。全国に発信したい」と話した。(鬼束実里)

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