天草産食材の魅力引き出せ 東京からシェフ招き、調理法や売り込み方法学ぶ 天草市など初企画
東京からプロの料理人を招き、天草の農水産物の生産者ら約20人が17日、天草市の複合施設ここらすで食材の良さを引き出す調理法や、消費者へ売り込む方法などを学んだ。
日本政策金融公庫の熊本、八代両支店と、天草市が初めて企画。イタリア料理店「築地ボン・マルシェ」の薄[うすき]公章シェフ(49)が講師、食の流通ブランディングを手がける「轍[わだち]」の江口慎一代表(56)がオブザーバーを務めた。
薄シェフが「天草にはおいしい食材があふれている。新しい食べ方を提案すれば、もっと人気のある場所になる」と呼びかけ。食材の特長と調理法を解説し、キビナゴをイチジクなどと合わせたフルーツサラダや、天草大王のハムと干し柿とトマトのあえ物など5品を披露した。
天草大王を生産する「日の出農場」の舩田幸平さん(45)は「低温調理でこんなに軟らかくなるとは驚いた。飲食店にも提案したい」。干し柿を手がける「アマテ農園」の林雄介さん(40)は「デザート以外の干し柿の味わい方を教えてもらった。全国に発信したい」と話した。(鬼束実里)
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