大韓航空、11月24日に熊本―ソウル線就航 27年ぶり再開
韓国の大手航空会社の大韓航空は15日、熊本空港とソウル(仁川[インチョン])を結ぶ定期便を11月24日に就航すると発表した。同社の熊本-ソウル線は1997年以来、約27年ぶりの再開となる。
毎日1往復し、発着時間は各曜日で異なる。熊本着は午後3時~6時台、熊本発は午後4時~7時台。定員182席(ビジネス8、エコノミー174)の機体を使う。
大韓航空の日本地域本部(東京)の広報担当者は「インバウンド(訪日客)に加え、韓国旅行の需要も高まっているため、再開を決めた」とした。
熊本空港では韓国と結ぶ定期便の就航発表が相次いでいる。ソウル線は、現在毎日1往復しているティーウェイ航空に加え、アシアナ航空も11月7日から週3往復を発表。12月19日からは格安航空会社(LCC)のイースター航空が釜山線を毎日1往復する計画で、韓国と結ぶ路線は年内に週24往復に拡充する。
熊本県交通政策課の担当者は「観光地としての熊本の評価は高く、就航に結び付いている」とみている。国際線全体では台湾・台北や香港と合わせて年内に4路線の週40往復に増える。(立石真一)
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