知床沖の沈没事故、社長保釈 深々おじぎし無言で車に
北海道・知床沖で2022年4月、観光船が沈没し26人が死亡、行方不明となった事故で、業務上過失致死の罪で起訴された運航会社社長の桂田精一被告(61)が11日、釧路市内の勾留先から保釈された。
桂田被告は待ち構えていた報道陣に約10秒、深々と頭を下げた後、無言のまま迎えの車に乗り込んだ。
第1管区海上保安本部が9月18日に逮捕し、釧路地検が今月9日に起訴。釧路簡裁が10日に保釈を決定し、地検が不服として釧路地裁に準抗告したが、地裁は棄却した。
起訴状によると、22年4月23日、悪天候が予想され、出航中止などを指示する義務があったのに怠り、乗客ら26人を死亡させたとしている。
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