熊本の開新学園と東海大、半導体人材育成で連携協定
開新高と熊本工業専門学校を運営する学校法人開新学園と東海大は4日、半導体関連の人材育成に関する連携協定を結んだ。東海大の教職員が指導・助言して授業の充実を図る。
東海大は講師の派遣も想定する。高校生と専門学校生は大学の各キャンパスで講義やコンテストにも参加できる。東海大が半導体関連で熊本県内の高校と協定を締結するのは初めて。開新高生をインターンシップで受け入れており、開新学園が協定を打診した。
熊本市中央区の開新高であった締結式で、学園の甲斐達也理事長は「専門分野の先生方の力を借りて、半導体教育を強力に推進していく」と意義を語った。
東海大の木之内均熊本キャンパス長は「海底から宇宙まで研究する幅広い人材をそろえる東海大の強みを生かし、熊本の未来を担う高校生に半導体分野へ興味を持ってもらえるように支援したい」と述べた。
開新学園は台湾積体電路製造(TSMC)の熊本進出を契機に来年度、開新高に半導体情報コース、熊本工業専門学校に半導体工学科を設置する。(後藤幸樹)
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