中古スマホ販売台数、過去最高 24年度、新品は高根の花?

共同通信 2024年10月4日 16:25
 中古スマホを検査する様子=6月、神奈川県座間市(Belong提供)
 中古スマホを検査する様子=6月、神奈川県座間市(Belong提供)

 民間調査会社のMM総研(東京)は4日までに、2024年度の中古スマートフォンの販売台数が前年度比15・5%増の315万台と、6年連続で過去最高になるとの予測を発表した。新品のスマホは円安や原材料の高騰で価格が高止まりし、割安な中古の人気が拡大。販売台数は今後も伸び、28年度には438万台に達するとみている。

 米アップルが9月20日に新型iPhone(アイフォーン)を発売するなど最新モデルの登場が話題をさらうが、高根の花で手の届かない人も多いようだ。MM総研の横田英明副所長は「物価高で消費者の財布のひもが固くなっている。新品ではない端末も不都合なく使え、中古への抵抗感が減っている」と話す。

 中国などからの訪日客も、状態の良い日本の中古アイフォーンが割安だとして購入し、国内販売台数を押し上げる一因になっているという。

 スマホ販売全体に占める中古の割合も23年度の9・7%から、24年度は10・8%に増える見込み。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「経済」記事一覧