熊本市電がまた運行トラブル 信号見落とし交差点を直進 今年12件目
熊本市交通局は2日、市電が信号を見落として交差点を直進するトラブルがあったと発表した。今年判明した市電の運行トラブルは12件目。
市交通局によると2日午後0時20分ごろ、健軍町発田崎橋行きの1両編成が中央区の銀座通り歩道橋交差点で、交通信号が赤で電車用信号も進行可能を示す矢印が表示されていなかったのに直進した。運転士は「(左側を走る)右折車に気を取られた」と話しており、声出しでの確認もできていなかった。乗客約40人と運転士にけがはなかった。
目撃者が市交通局にメールで連絡して発覚。市交通局はドライブレコーダーの映像からインシデントに当たると判断した。井芹和哉交通事業管理者は「組織における非常事態として再発防止に取り組む中、こういう事態を発生させてしまい重く受け止めている」と謝罪した。
市電で脱線事故を含む複数の運行トラブルが相次いでいることから、国土交通省九州運輸局は9月20日、市交通局に改善を指示している。(山下雅文)
RECOMMEND
あなたにおすすめPICK UP
注目コンテンツNEWS LIST
熊本のニュース-
【速報】熊本市中央区など震度1
熊本日日新聞 -
【速報】宇城市など震度1
熊本日日新聞 -
出所後、社会に居場所を 元受刑者の青木さん、熊本市で自立準備ホーム運営 更生後押し「人は変われる」
熊本日日新聞 -
【ジュニア記録室】卓球・第38回八代市オープン小学生
熊本日日新聞 -
【ジュニア記録室】柔道・第50回玉名郡市防犯少年
熊本日日新聞 -
熊本県内のおせち商戦、値上げでも活況 「メリハリ消費」反映し予約順調 材料の工夫で価格据え置く店も
熊本日日新聞 -
「フリーランス」新法施行で相談窓口 熊本労働局・労基署が設置 既に複数の相談も…
熊本日日新聞 -
熊本県立校いじめ「重大事態」で初会合 県教委第三者委、今後の方針で意見交換 校種や概要は非公表
熊本日日新聞 -
「異常気象は今が瀬戸際」 三重大大学院の立花教授が講演 熊日情報文化懇話会11月例会
熊本日日新聞 -
水俣市、許可受けず最低賃金未満で雇用 労働基準監督署から是正勧告
熊本日日新聞
STORY
連載・企画-
移動の足を考える
熊本都市圏の住民の間には、慢性化している交通渋滞への不満が強くあります。台湾積体電路製造(TSMC)の菊陽町進出などでこの状況に拍車が掛かるとみられる中、「渋滞都市」から抜け出す取り組みが急務。その切り札とみられるのが公共交通機関の活性化です。連載企画「移動の足を考える」では、それぞれの交通機関の現状を紹介し、あるべき姿を模索します。
-
学んで得する!お金の話「まね得」
お金に関する知識が生活防衛やより良い生活につながる時代。税金や年金、投資に新NISA、相続や保険などお金に関わる正しい知識を、しっかりした家計管理で安心して生活したい記者と一緒に、楽しく学んでいきましょう。
※次回は「家計管理」。11月25日(月)に更新予定です。