パリ・パラ競泳銅メダルの富田「大歓声に力沸いた」 大西熊本市長に報告

熊本日日新聞 2024年9月30日 19:34
大西一史熊本市長(左)と記念撮影する富田宇宙=9月30日、熊本市役所
大西一史熊本市長(左)と記念撮影する富田宇宙=9月30日、熊本市役所

 パリ・パラリンピックの競泳2種目で銅メダルを獲得した富田宇宙(35)=EYジャパン、済々黌高出=が9月30日、熊本市役所を訪れ、大西一史市長に成績を報告した。

 富田は男子100メートルバタフライ(視覚障害S11)と400メートル自由形(視覚障害S11)で3位となり、東京大会の銀二つ、銅一つに続き複数のメダルを獲得。「観客がいるパラリンピックは初めてだった。今まで味わったことのない大歓声を全身で浴びて力が沸いた」と振り返った。

 大西市長は「映像を見て富田選手の明るさとエネルギーの強さを感じた。熊本の多くの人に勇気を与えた」とたたえた。富田は1日、熊本県庁も訪れる。(廣瀬紗知)

パリ・パラリンピックで「歓声が力になった」と話す富田宇宙=9月30日、熊本市役所
パリ・パラリンピックで「歓声が力になった」と話す富田宇宙=9月30日、熊本市役所

 ◆メダル獲得「自分を誇らしく思う」 富田宇宙・一問一答

 パリ・パラリンピック競泳で二つの銅メダルを獲得した富田宇宙(35)=EYジャパン、済々黌高出=に、感想や今後について聞いた。(廣瀬紗知)

 -東京大会に続くメダルです。

 「メダルへの周囲の期待と、アスリートとしての責任を感じていた。それを達成できた自分を誇らしく思う」

 -反響は。

 「熊本で大勢の方に出迎えてもらい、祝福を受けた。これまでの努力が実を結んだ結果だと体全体で感じた」

 -今後は。

 「11月に三つの国内大会に出て、その後本拠地のスペインに戻る予定。10月下旬はインドに瞑想(めいそう)の旅に出ようと思う」

 -4年後のパラリンピックをどう見据えていますか。

 「年齢的に『メダルを取る』とは言えない。これからは障がいがある子どものためのイベントなど、社会的な活動に力を入れたい。その中で、まだ選手として戦える力があれば、ロサンゼルス大会も目指したい」

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