玉名市が下水道使用料を誤徴収 2000年から今年8月まで、くみ取り世帯から

熊本日日新聞 2024年9月27日 18:48
玉名市が下水道使用料を誤徴収 2000年から今年8月まで、くみ取り世帯から

 玉名市は9月27日、少なくとも2000年4月~24年8月の期間、下水道への接続がない1世帯から、使用料として約85万円を誤徴収していたと明らかにした。

 市企業局によると、11日に世帯主の男性から相談を受けた市の支援相談員が、くみ取り手数料に加え、下水道使用料も徴収していたことに気付いた。12日に別の職員が下水道の接続がないことを確認した。

 市は規程に基づき、05年4月~24年8月までの徴収分と還付加算金計約94万円を返還する。27日までに、ほかに同様の事案は確認されていない。池本秀一企業局長は「複数職員で確認作業を行い、事務の執行管理を徹底し再発防止に努める」とした。

 市では8月以降、車検が切れた公用車の使用や、市ホームページへの個人情報の誤掲載など4件の不適切な事務処理が明らかになっている。蔵原隆浩市長は27日の定例会見で、「市民のみなさまの信頼を損なう事態となり、深くおわび申し上げる。私自身にしかるべき処分を検討する」と話した。(岡本遼)

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
熊本のニュース