熊本・菊池市が台湾・宜蘭市などと交流促進 鹿児島2町含め覚書

熊本日日新聞 2024年9月26日 19:51
国際交流促進の覚書を結んだ台湾・宜蘭市の陳美玲市長(右から2番目)と、菊池市の江頭実市長(3番目)ら=9月26日、菊池市
国際交流促進の覚書を結んだ台湾・宜蘭市の陳美玲市長(右から2番目)と、菊池市の江頭実市長(3番目)ら=9月26日、菊池市

 菊池市と台湾・宜蘭市に、鹿児島県さつま町と龍郷町を加えた4者は9月26日、国際交流を促進する覚書を結んだ。観光、教育分野の相互交流を通じて人材育成を進め、農産物や特産品の物流も強化する。

 宜蘭市は台湾北部の地方都市。日本統治時代に宜蘭県の初代庁長を西郷隆盛の長男、菊次郎が務めた。西郷家の祖先が菊池一族に当たることから、4者は明治維新150年の2018年8月に交流宣言。新型コロナウイルス禍で交流は棚上げされていたが、台湾積体電路製造(TSMC)の菊陽町進出や熊本空港新旅客ターミナル開業を機に、菊池市の議員団が23年、宜蘭市を訪問。各都市に交流促進を呼びかけていた。

 締結式は菊池市のホテルであり、陳美玲・宜蘭市長が「台湾から熊本に移住する人も多くおり、関係は緊密だ。さまざまな領域で、ウィンウィンな関係を築いていこう」とあいさつ。江頭実菊池市長は「菊池の自然やスポーツを切り口に、子どもを含む市民レベルの交流を広げたい」と応じた。(志賀茉里耶)

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