半導体製造装置部品の台湾メーカー、熊本・荒尾市に日本初の工場 イオン注入装置向けで世界シェア4割の翔名科技 25年6月の稼働目指す
半導体製造の「前工程」で使うイオン注入装置向け部品で世界シェア4割を持つ、台湾企業の翔名科技が荒尾市に日本初の生産工場を造る。台湾積体電路製造(TSMC)の菊陽町進出に伴い、半導体製造装置部品の需要が高まっているため。来年6月の稼働を目指す。20日、荒尾市と立地協定を結んだ。
荒尾市に進出するのは、同業者の大東工業(東京)との合弁会社、Feedback Technology Japan(フィードバックテクノロジージャパン、東京)。翔名科技が9割を出資し、8月に設立した。
荒尾市野原のパチンコ店跡地(約1万3千平方メートル)と敷地内の建屋を民間から購入し、10月から改修する。投資額は約10億円で、25~30人の新規雇用を計画する。同じ敷地内で第2工場の建設も視野に入れる。
熊本県庁で協定締結式があり、フィードバック社の陳基川社長は「県や市とともに末永く発展していきたい。地元雇用も増やしていきたい」と話した。(山本文子)
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