スリランカ、21日に大統領選 三つどもえ、経済再建策の変更も

共同通信 2024年9月20日 16:08
 20日、スリランカ北部ジャフナで、大統領選関連の案内板を確認する警察官ら(ロイター=共同)
 20日、スリランカ北部ジャフナで、大統領選関連の案内板を確認する警察官ら(ロイター=共同)

 【ニューデリー共同】インド洋の島国スリランカで21日、大統領選が投開票される。各種世論調査では、ウィクラマシンハ大統領(75)と野党候補2人が三つどもえの争いを展開している。政権が主導してきた経済再建策の評価が争点で、路線変更の可能性もある。

 2022年の経済危機で当時のラジャパクサ政権が崩壊し、ウィクラマシンハ氏が後継大統領に就任してから初の直接選挙。スリランカは中東とアジアを結ぶシーレーン(海上交通路)の要衝にあり、中国とインドが浸透を図る。選挙結果はインド洋情勢にも影響を与える。

 ウィクラマシンハ氏は、財政赤字脱却のため増税を含めた緊縮財政を進め、国際通貨基金(IMF)から30億ドル(約4270億円)の支援を取り付けた。しかし増税で生活の負担が増し、国民の間には不満が広がる。

 現地の各種世論調査では、野党・人民解放戦線(JVP)のディサナヤカ党首(55)、野党・統一人民戦線(SJB)のプレマダサ党首(57)がウィクラマシンハ氏と競う情勢になっている。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「国際」記事一覧