通潤橋上部の観覧5万人 22年4月の有料公開後

熊本日日新聞 2024年9月18日 19:56
通潤橋の橋上部の観覧者で5万人目となった会社員と家族=15日、山都町
通潤橋の橋上部の観覧者で5万人目となった会社員と家族=15日、山都町

 山都町の国宝・通潤橋の橋上部の観覧者が15日、2022年4月の有料化後、5万人を突破した。

 5万人目となったのは、熊本市東区の会社員(29)。静岡県から訪れた両親の要望で放水見物に訪れたという。「(16年の)熊本地震でも崩れず、立派な石橋。両親も交えて見るのは初めてで、親孝行できた」と笑顔で話した。町教育委員会から米10キロと通潤橋の成り立ちを描いた絵本が贈られた。

 通潤橋は、国の文化審議会による昨年6月の国宝の答申(指定は同9月)を受けて再注目。月間の観覧者は、前年の1・3~3倍程度で推移している。

 町教委によると、通潤橋は熊本地震で石積みの一部に亀裂が入り、橋上部の通行を禁止して補修。橋には欄干がなく、地震前から上部の通行は危険性が指摘されており、警備員を配置するなど安全対策を取ることにした。無料だった観覧料を対策費に充てる形で22年4月に公開を再開した。

 観覧料は、高校生以上500円、小中学生200円。近くの通潤橋ミエルテラス物産館で観覧証を購入する。(枝村美咲)

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