建設業の魅力、子どもの就職先に 県建設業協会が熊本市で保護者見学会
建設業界の魅力を伝え、子どもの就職先として考えてもらおうと、熊本県建設業協会青年部は14日、熊本市中央区の工事現場で、県内の高校で土木を学ぶ生徒の保護者を対象にした見学会を初めて開いた。
参加した約30人は、国土交通省が整備する白川沿い(明午橋-大甲橋)の遊歩道「緑の区間」を見学。堤防かさ上げの現場や、タブレット端末で操作する測量機器などについて説明した。
中央区の県建設会館であった交流会では、若手の社長らが「自分が携わった仕事が地図に残るのは建設業ならではの魅力」と話し、業務内容や福利厚生について紹介した。息子が熊本工高に通う会社員女性(36)=宇土市=は「実際に現場の社員と話すことで、建設業のやりがいを理解でき、子どもの進路選択の幅が広がった」と話した。(遠山和泉)
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