静岡県、ボーリング調査を容認へ リニア政策転換、17日にも伝達
リニア中央新幹線静岡工区の工事を巡り、静岡県が、トンネル掘削の前段階で地質を調べるために実施するボーリング調査を容認する方向で最終調整していることが13日、関係者への取材で分かった。大井川流域の市町などの了解を得られたためで、17日にもJR東海に伝達する。川勝平太前知事が水資源や生態系への影響を懸念し、ボーリング調査や着工を認めなかった県の政策は大きく転換することになる。
関係者によると、県側は伝達に合わせて、調査中に不測の事態が起きた場合に適切な対応をするようJR側に求めるという。JRは10日、ボーリング調査の実施に向け、流域市町の意向を確認するよう県に求めていた。
静岡工区は、大井川源流の静岡市山間部を掘削する計画で、知事が着工許可権限を握る。川勝氏の反対により、JRは3月、品川―名古屋間の2027年開業断念を表明していた。
ボーリング調査を巡っては、県の専門部会が5月、JRによる環境対策を評価。技術的に問題がないとして容認する考えを示していた。
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