戸籍の氏名に読み仮名、来年5月 施行日を閣議決定、準備本格化

共同通信 2024年9月10日 10:28
 氏名の読み仮名を記載した戸籍のイメージ(法制審議会の資料から)
 氏名の読み仮名を記載した戸籍のイメージ(法制審議会の資料から)

 政府は10日の閣議で、漢字表記だけの戸籍の氏名に読み仮名を記載する改正戸籍法を、来年5月26日に施行すると決めた。施行に合わせて各市区町村は住民に読み仮名を通知するなどし、登録作業を進める。施行から1年以内におおむね作業を完了させたい考えで、法務省は関連費用を来年度予算の概算要求に計上、準備を本格化させる。

 読み仮名記載は、行政のデジタル化に合わせた取り組みで、今後はマイナンバーカードの氏名のローマ字表記にも活用される。

 施行されると、全国の市区町村が住民票の読み仮名を基に、登録予定の仮名を全住民に書面で通知する。通知後、住民らが市区町村の窓口かマイナポータルに届け出ることで、読みが正式に登録される。施行後1年以内に届け出がなければ、通知通りとなる。

 新生児の名前の読みも出生時の届け出で登録されることになる。改正法では振り仮名として許容される基準を「氏名に用いる文字の読み方として一般に認められているもの」とし、いわゆる「キラキラネーム」に事実上の制限を課した。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「社会」記事一覧