パラ、ボランティアにも多様な輪 包括社会への「種」まかれ
パリ・パラリンピックでは、日仏のボランティアも障害の有無にかかわらず活躍した。選手の誘導や観客案内といった役割を、多様な背景を持った仲間と協力して大会を支えた12日間。それぞれの心の中にインクルーシブ社会実現への「種」がまかれ、新たな挑戦を口にする人もいた。
福岡市の松木沙智子さん(44)は網膜色素変性症で視野が狭いため、白杖を使い歩く。パラスポーツのファンで、念願だったパラ大会のボランティアに参加した。
日本パラリンピック委員会関係者のアテンドや選手村での荷物運びを担当。パリは初めて訪れ、ほとんど点字ブロックがない街中や、バリアフリー化されていない地下鉄に戸惑うこともあったが「お手伝いが必要ですか」と声がかかることも多かった。
金メダルを獲得した競泳の木村敬一らに歓喜し「私もスポーツを始めてみようかな」と晴れやかだった。
選手村を担当したフランス人のクリスティーヌ・ビリングさん(60)は大会前に障害のある人への対応方法を学び「バリアフリー化の必要性を多くの人に知ってもらわなければ」と決意した。
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