北海道地震6年で追悼式 遺族「災害、忘れない」
最大震度7を観測し、関連死を含め5市町で44人が犠牲となった北海道胆振東部地震から6年が経過し、最も被害の大きかった厚真町で7日、追悼式が開かれた。遺族代表の会社員中村忠雄さん(62)は「二度と悲しみを生みたくない、災害を忘れないという気持ちでこの場に立った」とあいさつした。
母を亡くした中村さんは「昨年ぐらいから母さんが夢に出ることもなくなり、気持ちは落ち着いてきた」としつつ、能登半島地震に触れ「テレビや新聞で発信される被災者の声を聞くと心が締め付けられる思いがした」と吐露した。
宮坂尚市朗町長は式辞で「皆さまが思い描いていた未来、希望を実現するため、全町民が一丸となって必ずや難局を乗り越える」と述べた。
同町では吉野地区の集落に近い山の斜面が約1・3キロにわたって崩落し、19人が犠牲となるなど、町内で計37人が亡くなった。
地震は2018年9月6日午前3時7分に発生。道内で累計約1万6千人以上が避難した。北海道電力管内で全域停電(ブラックアウト)も発生した。
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