市議会通さず22億円の委託契約 北海道・苫小牧、条例違反

共同通信 2024年9月6日 18:08

 北海道苫小牧市が、消防本部の指令システム構築のため民間企業と5月に締結した22億5500万円の業務委託契約について、市議会の承認を得ておらず条例違反だったことが6日、市への取材で分かった。

 市によると、契約は近隣4町の消防本部と指令業務を共同運用するため、無線システムなどを新たに構築するもの。電機大手5社による指名型プロポーザル方式で業者を選び、5月10日にNEC北海道支社と締結した。

 条例では予定価格2千万円以上の不動産や物品購入、1億5千万円以上の工事や製造請負契約には議決が必要とされている。担当者が、条例の対象にならず、市議会にかける必要がないと誤って判断したという。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「社会」記事一覧