トランプ陣営元顧問を起訴 制裁対象のロシアTVに協力

共同通信 2024年9月6日 08:59

 【ワシントン共同】米ワシントンの連邦大陪審は5日までに、制裁対象のロシア国営テレビ局「チャンネル1」に協力したとして米シンクタンク、ナショナル・インタレスト・センターの元所長ディミトリ・サイメス被告(76)と妻アナスタシア被告(55)を起訴した。AP通信によるとサイメス被告は2016年大統領選でトランプ前大統領陣営の顧問を務めた。両被告はロシアに滞在中とみられ拘束されていない。

 米政府は4日、ロシアが今年の米大統領選に影響を与えるため国営テレビRTで偽情報を拡散していると発表し、RT編集長らを制裁対象にした。ロシアのメディアを通じた選挙の介入に警戒を強めている。

 起訴状によると、両被告は22年6月ごろからチャンネル1に出演した見返りとして、計約100万ドル(約1億4300万円)以上の提供を受けるなどした。制裁違反を隠すためマネーロンダリング(資金洗浄)もした。

 妻のアナスタシア被告は制裁対象のロシアの実業家からも資金提供を受けた。米財務省は22年5月にチャンネル1を制裁対象に指定した。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「国際」記事一覧