ガザ、非戦闘員の保護を訴え 赤十字国際委事務局長

共同通信 2024年9月6日 16:39
 インタビューに答える赤十字国際委員会(ICRC)のピエール・クレヘンビュール事務局長
 インタビューに答える赤十字国際委員会(ICRC)のピエール・クレヘンビュール事務局長

 赤十字国際委員会(ICRC)のピエール・クレヘンビュール事務局長は、戦闘による死者が4万人を超えたパレスチナ自治区ガザの現状は「容認できない」として、非戦闘員の保護を定めた国際人道法を順守するよう訴えた。「人命の喪失に終止符を打つのは政治の役目だ」とも述べ、当事者に戦闘の即時終結を実現するよう求めた。6日までに共同通信のインタビューに答えた。

 クレヘンビュール氏によると、現在ガザの病院には「想像を超えるような人数の負傷者」が連日運ばれており、手足を失った子供たちの姿が目立つ。患者が身を寄せる病院も攻撃を受けているため、ガザは「医療システム全体が破壊された状態」に陥っているという。

 ICRCは昨年10月のガザでの戦闘開始後に現地のスタッフを倍増、約250人が住民の医療・生活支援に当たる。だが水や食料が不足し、生活環境は悪化の一途だ。クレヘンビュール氏は「日々もっと何かしなければ、という思いに駆られている」と、現地スタッフの使命感を代弁した。(共同)

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「国際」記事一覧