熊本県内全域に「日本脳炎注意報」発令 肌の露出避け、虫よけ剤推奨
熊本県は4日、蚊が媒介して人にウイルスが感染する危険性が否定できないとして、日本脳炎注意報を県内全域に発令した。
ウイルスを増幅させる豚の血液を吸った蚊に刺されないよう、注意を呼びかけた。屋外で活動する際は肌の露出を避け、虫よけ剤を使うことを推奨。ワクチンの接種も促した。
定期検査で血液を採取した豚20頭のうち1頭から、2週間以内に日本脳炎に感染したことを示す抗体を検出。発令基準を満たした。
県健康危機管理課によると、ウイルスに感染した場合、発病するのは100人から千人に1人。高熱やけいれん発作といった症状が出るという。全国で昨年は6人、今年は1人の感染が確認されている。昨年の6人には県内の患者2人が含まれる。(嶋田昇平)
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