同じ難病選手の背中追う 23歳新鋭、守備で輝く

共同通信 2024年8月30日 20:52
 パリ・パラリンピックの車いすラグビーの1次Lに向けて調整する草場龍治(右)と乗松聖矢=25日、パリ(共同)
 パリ・パラリンピックの車いすラグビーの1次Lに向けて調整する草場龍治(右)と乗松聖矢=25日、パリ(共同)

 パラリンピックで2大会連続の3位だった車いすラグビー日本代表は、金メダルへの期待が高まる。障害の程度が重い「ローポインター」として高い守備力を誇り、輝きを放つのが初出場の新鋭、草場龍治(23)だ。同じ難病を抱えながら世界を舞台に長年活躍し、パリのメンバーにも選出された乗松聖矢(34)に憧れて背中を追ってきた。

 福岡県出身。2歳の時に手足が徐々に動かなくなる進行性の難病「シャルコー・マリー・トゥース病」と判明した。17歳で自力歩行が難しくなり、車いすが欠かせなくなった。スポーツに本格的に取り組んだことはなく、病気を抱えている自分を「隠したい」と後ろ向きだった。

 2016年のリオデジャネイロ大会で銅メダルを獲得した乗松の存在を17年に知った。それまで同じ病気の人に会ったことはなく「自分にもラグビーができるのではないか」と興味を持った。

 特別支援学校を卒業した後の20年、知人の紹介で乗松が所属する福岡市の車いすラグビーチームに加わり、乗松から譲り受けた車いすで練習に励んだ。

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