下関に朝鮮通信使復元船が来港 260年前の雰囲気満喫
江戸時代に朝鮮王朝が日本に送った外交使節「朝鮮通信使」の復元船が、経由地としてゆかりのある山口県下関市に来港し、歓迎セレモニーが24日開かれた。通信使船が最後に下関に来たのは1764年。市民は船内見学や伝統芸能の観賞を通じ、260年前の雰囲気を味わった。
復元船は全長約34m、149トンの木造で二つの帆がある。韓国の国立研究所が6年前に建造し、航行用にディーゼルエンジンを積んでいる。7月31日に釜山を出発し、長崎県の対馬、壱岐などを経由する航路を再現。今月21日に入港した。
日韓の約200人が朝鮮通信使の行列も再現した。船は26日に下関を出港予定だ。
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