告発文書と同様の「叱責」証言 兵庫百条委、職員6人に尋問

共同通信 2024年8月23日 20:42
 兵庫県の斎藤元彦知事
 兵庫県の斎藤元彦知事
 兵庫県庁に登庁する斎藤元彦知事=23日午前
 兵庫県庁に登庁する斎藤元彦知事=23日午前

 斎藤元彦兵庫県知事の疑惑告発文書問題で、県議会の調査特別委員会(百条委員会)は23日、斎藤氏の「パワハラ」に関する県職員への証人尋問を初めて実施し、疑惑の真偽を巡る検証が本格化した。この日の尋問は非公開で、経緯を知る立場などにある6人が証言。終了後に委員長が説明し、告発文書にあった叱責場面について同様の証言が得られたと明らかにした。30日に行う斎藤氏の尋問に注目が集まる。

 百条委は全職員を対象にしたアンケートの中間結果も公表。パワハラを見聞きしたとする職員の割合が38・3%で、エレベーターに乗り損ねただけで激高するなどした事例が多数記述されていた。百条委は尋問やアンケート内容を基に真偽を総合的に判断。告発文書に記載された疑惑7項目の尋問を終えた後、年内にも報告書をまとめる。

 斎藤氏はアンケート結果について、記者団に「伝聞も多いと認識している。県政をより良くするために必要な指導をしてきており、受け止める職員との間にコミュニケーションのずれが生じていることは真摯に反省する」と述べた。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「社会」記事一覧