ワールドインテック(福岡市)、大津町の研修施設を12月開所 TSMCなど対応、エンジニア年間500人育成へ

熊本日日新聞 2024年8月19日 18:49
ワールドインテックが12月に開所する研修施設「熊本テクニカルセンター」の外観イメージ(同社提供)
ワールドインテックが12月に開所する研修施設「熊本テクニカルセンター」の外観イメージ(同社提供)

 製造業の業務請負や人材派遣を手がけるワールドインテック(福岡市)は、大津町に新設する半導体関連の社員研修施設「熊本テクニカルセンター」を12月に開所する。台湾積体電路製造(TSMC)の菊陽町進出に伴い、熊本県内や九州で高まる半導体関連の人材需要に対応する狙い。年間500人のエンジニア育成を目指す。

 ワールドインテックの研修施設は全国11カ所目で、九州では初めて。大津町大津の国道57号沿いの土地を賃借し、鉄骨造り2階建ての施設(延べ床面積約540平方メートル)を建設中。投資額は非公表という。

 新施設には最先端の半導体製造装置を導入する。座学に加えて、設備の組み立てや保全、半導体の評価といった実技の研修も取り入れ、社員をエンジニアに育てる。その上で、顧客企業の要望に応じて派遣する。

 ワールドインテックは、人材大手ワールドホールディングス(HD、福岡市)の子会社。ワールドHDによると、半導体人材の需要は全国で高まっており、グループの半導体分野の社員を2026年度までに現状の1・6倍の8千人規模に増やすという。(山本文子)

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
熊本の経済ニュース