白バイの乗車技術を伝承 元教官、事故防止へ著書

共同通信 2024年8月17日 03:54
 著書「ライダーのための基本の乗車姿勢7つのポイント」を手にする警視庁白バイ訓練所の元教官竹原伸さん=7月31日、東京都世田谷区
 著書「ライダーのための基本の乗車姿勢7つのポイント」を手にする警視庁白バイ訓練所の元教官竹原伸さん=7月31日、東京都世田谷区

 警視庁白バイ訓練所の元教官竹原伸さん(62)が歴代白バイ乗務員から引き継がれてきた乗車姿勢や技術などをまとめた著書を出版した。竹原さんは「80年以上にわたる白バイ乗りの財産を後世に残し、一般ライダーにも参考にしてもらい事故防止に寄与したい」と話す。

 横浜市出身。大学2年時に三重県鈴鹿市の鈴鹿サーキットで全国白バイ安全運転競技大会を観戦し、警視庁の警察官が車体を左右に傾けながらコースに置かれた障害物をかわすスラローム走行をする姿に感銘を受けた。大学を中退し20歳で警察官になり、23歳で白バイ乗りに。自身も大会で優勝経験があり、指導者として通算11年で延べ3千~4千人を教えた。

 著書は「ライダーのための基本の乗車姿勢7つのポイント」(東京図書出版)。105ページにわたり「進行方向から目を離さない」「全体重をシートに預ける」「膝と太ももでタンクをつかみ、下半身を固定して腹筋、背筋で上体を保つ」といった訓練所で指導されているポイントを紹介。ハンドルの切り方やブレーキのかけ方なども図解を交えて説明している。

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